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■ 作業員向けインフルエンザ予防接種開始
 
東京電力によりますと本日11月1日から福島第一原発作業員へのインフルエンザの予防接種が開始しました。
この予防接種は予約をすれば無料で受けることができ、本日は250人の予約がありました。
東京電力社員1900人分が福島第二原子力発電所、協力会社社員3000人分のワクチンがJヴィレッジに用意されており、
これは今月末までの分量で、来月以降の実施についてはワクチンの接種状況やインフルエンザの流行状況を見て検討するそうです。


■ 全面マスク着用運用変更 一部区域では省略可能に
 
空気中の放射性物質の低下傾向を受けて、作業員の全面マスク着用の運用状況を一部変更するそうです。
20km警戒区域内、また第一原発敷地内の一部で、車両の中にいる場合は全面マスクを携行していれば
着用を省略してもよいとのことです。
 
私が働いた頃、とくに就業間もない時期は加減がわからず、全面マスクの紐をきつく絞りすぎて頭痛に見舞われました。
先日も東京電力社員の方が同じくきつく着用しすぎて具合が悪くなって嘔吐、その際マスクを外したため内部被ばくがないか検査するためにホールボディカウンターを受けるという事案もありました。
また声が通りづらくなるのでJヴィレッジ~免震棟間の車内で特に会話はなく、例えば牛を発見した時などに伝えづらくてもどかしい思いをしました。
(たまたま同じ班に同じ会社の人が多かったこともあり、車中の会話は楽しかったのです)
作業中はもちろんこれからも着用しなければなりませんが、少しでも作業員の方の負担が軽くなると良いと思います。
 
しかし、唯一正門で警備、入構時の手続きを行う方々は、車両の外にいるにも関わらずマスクを着用しなくて良いそうです。
空気中放射性物質の測定器がそばにあるから、仮に線量が急に上がれば速やかにマスクを着用すればよいとのことですが、
例えば何十台と出入りする車両のタイヤに付着した放射性物質が巻き上げる細かな粉塵は考慮に入れなくて良いのでしょうか。
(これは少し疑問なのでまた質問したいところです。 →11月3日追報
 

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プロフィール
HN:
竹内公太
性別:
男性
自己紹介:
元作業員の視点から何か有意義な記事が書けないだろうかと思い、東京電力さんの記者会見にときどき参加しています。(働いたのは8月の短い間だけです 免震棟の出入り管理で、比較的被曝量の少ない、後方支援のような仕事です 現場で今も高線量被曝しながら懸命に作業されている方々に最大限の敬意を持って、記事を書きたいと思います。
ライター経験は無いので読みづらい点もあるかと思いますが宜しくお願いします。
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