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本日18:00の東京電力会見で私から何点か質問しました。
要約したものをここに記載します。

Q. 7月19日の暴力団排除宣言以降、雇用契約をお断りしたり、契約後に解除するという事例はありましたか?
A. 元請企業さんに聞いて確認します

Q. 私は8月に作業員として福島第一原発で働いていました。その時に刺青の入った方を何人かお見受けしましたが
  今メディアの方の取材を断っているのはそうした方々がカメラに映ってあらぬ誤解が生じる恐れがあるからですか?
A. 警戒区域であること、発電所の復旧作業に全力を尽くしている状況ですので
  今は現場公開についてはまだできていないということです

Q. 政府の方や作業員が入れてメディアの人は入れない理由は?
A. 政府の方はご自身の目で現場を見ていただくことでその後のお仕事に役立てられる、ということがあると思います。


Q. 指差し作業員を名乗る男のwebサイトに、彼が東京電力倫理相談窓口に労働条件について相談しており、
  返信が来たとの記載があるが、これは事実でしょうか?
  東京電力さんとしてはwebサイト制作者が指差し作業員であると認識したのですか?
  また東京電力倫理相談窓口というのは一般の作業員に周知されているものなのですか?
A. 企業倫理窓口に問い合わせがあったか確認します。作業員全員が知っているかどうかはわかりません。
  資材部のほうに労働条件の違いがわかった場合は連絡するようにとの掲示物はJヴィレッジにあります。


Q. (私は会社の上司から説明は受けませんでしたが、)
  指差し作業員さんのwebサイトにあった、雇用・労働条件についての掲示物
 「福島第一原子力発電所構内および近隣で作業する作業員の方へ」
  これがJヴィレッジ内のどこに掲示されているか、その状況を教えてください。
A. 指差し作業員と名乗る方のウェブサイトに写真があることからも
  一般の作業員の方も掲示を見られていたのではないかと推定しておりました
  どこまで周知されていたかは元請企業さんに確認しないとちょっとわからないです。
  Jヴィレッジ内の掲示の状況は調べた後お答えします。

Q. 9月29日午前10時30分ごろ、水処理設備にてホースの残水が作業員の方のマスクにかかり、
  脱ぐ時に口元に放射性物質が付着したおそれがあったのでWBCを受けたが内部被曝は無かったという件で、
  免震棟で入り口でその作業員のアノラックを脱ぐ補助作業をした方はいつの時点で残水がかかったことを知ったのでしょうか?
A. お調べして後日お答えします。


※おことわり
私は暴力団関係者について質問し、刺青のある方を見たと発言しました。
これには刺青があるからといって現職の暴力団関係者であると断定するという意図はありません。
また、暴力団を排除しろ!と強く主張する意図の質問でもありません。

私は免震棟の出入管理の仕事をした時に、身体サーベイというのをやりました。
作業員の方が作業場から免震棟に帰った時に放射性物質が体に付着していないか、専用の機器を使って調べるのです。
高齢の方も若い方も、おとなしい雰囲気の方もちょっと強面の方も、みんな一様に下着になってサーベイを受けます。
マスクを脱いだ皆さんの、どこかほっとした表情や、サーベイ中の緊張の面持ちを見ると、
あの恐ろしい現場の前では、皆か弱い人間なんだなあと思いました。

もちろん社会の黒い部分を肯定するつもりも、無理やり明るみにする能力も僕などにはありませんが、
私たちの安全が今どういう方に支えられているのか、現実の一端だけでもをメディアは伝えられればなあとは思います。

 

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プロフィール
HN:
竹内公太
性別:
男性
自己紹介:
元作業員の視点から何か有意義な記事が書けないだろうかと思い、東京電力さんの記者会見にときどき参加しています。(働いたのは8月の短い間だけです 免震棟の出入り管理で、比較的被曝量の少ない、後方支援のような仕事です 現場で今も高線量被曝しながら懸命に作業されている方々に最大限の敬意を持って、記事を書きたいと思います。
ライター経験は無いので読みづらい点もあるかと思いますが宜しくお願いします。
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