8to2 竹内公太による福島第一原子力発電所事故関連記事
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■ 身体サーベイについて
放射性物質の測定などの説明があったので関連質問しました。
免震棟に、あるいはJヴィレッジに作業員の方が帰られたときに
GM管式サーベイメータを使って体表面、携行品に放射性物質の付着がないか調べてから屋内に進みますが、
Q. この放射性物質の監視方法について、これまでに実際に付着が認められたケースはどのくらいありましたか?
A. かなりありました。
Q. その際計測器の針はどれくらいの数値を示しましたか?
A. スクリーニングレベルぎりぎりか、少し越える程度で汚染と認めます。
スクリーニングレベルはJヴィレッジでは13,000cpm、免震棟では3,000cpmです。
放射性物質の有無を一定の数値以上に計測器の針が振れるかどうかよく見ることで確認するという説明です。
しかし、私は免震棟の出入管理業務において身体サーベイをしましたが、そのような説明はされませんでした。
その場にすでにある放射線の関係上、スイッチを入れただけでいくつかの値を示していましたし、計測器を手に持って動くと少し針が振れてしまう状況で、測定範囲の設定を30kにするか、100kにするかも、私が受けた説明は曖昧なものでした。
説明は「針がぶん、と勢いよく振れたら、その時は言ってね」というものでした。勢いよく、とはどの程度かわからなかったので聞きましたが、まれなことだからなのか良くわからない説明でした。
免震棟内に、というか作業員の方の袖口に万一付着していたら、そこで口元などぬぐってしまったら、などと思うと気が気でなかったのですが、
「万が一付着していたら誰でもわかるほど大きく針が振れるのだろう」と、思っていました。しかし「スクリーニングレベル」という言葉とその意味と、目標数値を知っていたらもっと違っただろうと思います。
無責任ですみません、とにかく良くわからなかったです。
Jヴィレッジにはゲートモニタが設置され、域外に帰る際のサーベイは手作業が減ったそうです。
参照:福島第一原発の体験6
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プロフィール
HN:
竹内公太
性別:
男性
自己紹介:
元作業員の視点から何か有意義な記事が書けないだろうかと思い、東京電力さんの記者会見にときどき参加しています。(働いたのは8月の短い間だけです 免震棟の出入り管理で、比較的被曝量の少ない、後方支援のような仕事です 現場で今も高線量被曝しながら懸命に作業されている方々に最大限の敬意を持って、記事を書きたいと思います。
ライター経験は無いので読みづらい点もあるかと思いますが宜しくお願いします。
ライター経験は無いので読みづらい点もあるかと思いますが宜しくお願いします。
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