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8to2 竹内公太による福島第一原子力発電所事故関連記事
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注)「福島第一原発での体験」の記事はあくまで私個人の体験と印象です。
 のべ数万人とも言われる作業員の方々それぞれが異なる体験と印象を持っておられると思います。
 情報が不足する中で、私のケースを全体の印象とお取り違え拡散されることのないようお願い申し上げます。
 
 私は免震棟内で後方支援的な作業を行っていました。滞在期間は2011年8月のひと月足らずです。ですから私の見た光景は全体のごく一部であり、浅い理解に過ぎません。
 より高線量の建屋で作業される方や、私とは全く異なる滞在宿、雇用条件の方が大勢おられます。
 

■ 福島第一原発の体験10
再び朝7時出発、免震棟9時~17時勤務、19時帰宿のシフトを二日間。
二日目は雨が降り、アノラック(タイベックの上に着る防水用カッパ)の脱衣補助作業が追加される。扉の中に帰ってきた方の背中から裁ちバサミを入れ、するっと脱げるように切る。しかし日曜だったので忙しくはならない。
暇な時間が続いたら、一緒に入っていた方々がふざけ始める。ガムテープを丸めたものを投げ合ったり、タイベックにいたずら書きをしたり、きゃっきゃウフフしている(全面マスクでその声が聞き取りづらいが)。一緒になって遊ぶ気にもなれなかったのは、ちょっと子供っぽかったことと、その時全面マスクをキツく絞め過ぎて頭痛と吐き気をもよおしていたからだ。(緩めればいいのにちょっと外気を吸ってしまった)。
私の現場に関してだけだが、悲壮感は意外とない。出入り口スペースの棚の上の道具入れのダンボールには物凄い楽しそうな落書きがめいっぱい書かれている。出入り口扉は基本みだりに開閉しないが、ガラス越しにジェスチャーはできる。先輩がパチスロのジャグラー機種のイラストを描いて見て見てってアピールしたりしている。
免震棟で使用するロッカーにはガムテープを貼って所属会社と名前を書くが、何故かかわいい顔文字だらけのロッカーがあったりする。働いた第一印象は皆さん元気で明るいことだった。確かにあまり悲観的過ぎる人は残らない気もする。元請会社の20歳そこそこの彼は誕生日を免震棟で迎えた時に恐怖心は吹っ切れたそうだ。
 
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ふくいちライブカメラ
竹内さんはライブカメラの映像がニセモノだと訴えたかったと、何処かで目にしたんですが、根拠が見つかりませんでした。

原発周辺の情報は見る人しか見ない現状にちょっと失望しています。
竹内さんの作品は言葉で表現できる疑問から生まれたものと思えるのですが、そして直接問われるよりもはるかに力を持つのが芸術だと思うのですが、アートで何かを訴えたもののなかに心を動かされるものは無いように思います。疑問のまま見せられるものにだけ何かを感じるのは私がアートに関して多くを知らないからでしょうか。
quotato12 2012/01/06(Fri)21:55:13 編集
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プロフィール
HN:
竹内公太
性別:
男性
自己紹介:
元作業員の視点から何か有意義な記事が書けないだろうかと思い、東京電力さんの記者会見にときどき参加しています。(働いたのは8月の短い間だけです 免震棟の出入り管理で、比較的被曝量の少ない、後方支援のような仕事です 現場で今も高線量被曝しながら懸命に作業されている方々に最大限の敬意を持って、記事を書きたいと思います。
ライター経験は無いので読みづらい点もあるかと思いますが宜しくお願いします。
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